2021年5月27日木曜日

見えない所の成長 最終章:見えない所に目を向ける

 


最終章 見えない所に目を向ける

 

足の裏の成長はなかなか目を向けられません。

しかし、いざ目を向けると、その成長を阻害しているものや成長を助ける適度な刺激があることが分かります。

阻害するものの力が強くなれば、体全体の問題に発展してきます。これは、子どもの成長にも言えるのでは無いでしょうか?

 

身に付けるもの、できることはよく目につきますし、より見栄えの良いようにしていきたくなります。

 

しかし、子どもの成長はそう簡単ではありません。親にとっては、見えない部分に目を向けることが肝要です。見えない部分に気付き、そこにより良い関わり(刺激)を与えることがその子の成長にとってもっとも有益と思います。

 

当然、親として刺激の与え方の失敗もありますし、目を向けたくない時もあります。何なら蓋をしてしまおうとしてしまいます。これでは、本質的な問題解決にはなりません。

嫌な所、臭い所、汚い所に目を向けられるようになって、初めて良い所、綺麗な所、美しい所に気付くことができるようになるはずです。


大人にとって、見えない所なのか、見ないようにしている所なのかもしっかり把握しておく必要があります。子どもの成長は植物と一緒です。土の中の根っこに良い土に適度な肥料と水を混ぜて与えることで、より良い成長が促されます。その子その子でその割合は違います。

 

試行錯誤する中で、見えない所に目を向けて、そこへの関わりが、大人にとって必要と感じています。

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以上かめじいでした。

ありがとうございました!


次は『のりばあ』こと『栗木典子』先生にバトンタッチしたいと思います!

のりばあ先生!よろしくお願いします~

2021年5月20日木曜日

見えない所の成長 第三章:日本人の履物

 


草履や下駄が日本にはありますが、特徴的なのは「鼻緒」です。この鼻緒を足の親指と人差し指で挟むことが、乳幼児期の足の形成にとても良い刺激になっているようです。

私個人は、草履を普段履きすることで、低体温だったのが直りました。足指で鼻緒をつかむ行為で末端の毛細血管が刺激されたからだと思っています。

 

草履以外に下駄もありますが、これは2本歯と1本歯があることをご存知ですか?天狗という想像上の妖怪がいますが、下駄の歯は1本ですよね。実際に山伏や僧侶もこれを履き修行をしていました。1本歯の方がより斜面の上り下りに適していたようですが、強靭な足腰だけではなく、日本人の持つバランス能力のおかげと思います。

 

こういった、日本の履物の文化があるにも関わらず、安くて大量生産の靴を履いてしまはないといけない状態になっています。特に学校の上履きなどは選択の余地がないので、足の甲高の子どもには苦しい時もあると思います。おしゃれは必要な時もありますが、普段使いの履物や身に付けるものはやはり日本人の生活にとって相応しいものを考えていけないと思います。

(次回最終章 5月28日(金) 見えない所に目を向ける)

2021年5月13日木曜日

見えない所の成長 第二章:子どもの足はどうなっている?

 


私がこの草履に出会ったのは、兵庫教育大学の原田名誉教授との出会いからです。

 

足の歪みから体の歪み、そして心も歪むという考え方のもと、様々なことを教えてもらいました。

一番驚いたのは、今の子ども達に土踏まずが出来ていない事実でした。

我が子は2歳からこの草履を履いて活発に遊んでいたので、測定器で足裏を見てみると3歳時点で原始人のような土踏まずができていました。

一方で、靴で活発に遊べていない5歳児の足の裏を測定器で見ると、完全なベタ足でした。

私は、こういった子どもの土踏まずが出来ない足の状態から、すぐにこける、真っすぐ走ることができない、腰を立てて座ることができないことに起因していると考えています。

 

乳幼児期の足の指には程よい刺激が必要です。ファーストシューズなど履き続けていると刺激が伝わりません。ソールが柔らかすぎる靴を履いていると、足裏にも刺激がいきません。足に適度な刺激が必要なのですが、大人は良かれと思って、過剰に刺激を抑えることをしてしまっています。

これでは成長することができません。

大人の方で足が外反母趾だったり、ヒールを履いてお勤めをなさっている方、今しんどいですよね。子どもの頃から履くべき、ちょうどいい刺激の靴ってどのようなものなのでしょうね。

(次回5月21日(金) 第三章 日本人の履物)

2021年5月6日木曜日

見えない所の成長 第一章:足が痛い

 

今週より園長先生ブログを担当する!

かめじいこと、亀山と申します。

えのじいの罠により、ブログ執筆することになってしまいました(笑)

どうぞよろしくお願いします。


第一章:足が痛い

 

私が中高生の頃、「エアジョーダン」というバスケットシューズ(通称バッシュ)というものが流行りました。流行りの物を買って、バスケットもしないのに・・・  イキっていた頃がありました。

 

数ヵ月後、足の親指が急激に痛くなりました。整形外科に行くと「巻き爪」の診断を受け・・・

 



手術をしました。原因は靴が足に合っていなかったせいでした。

 

その経験もあり、我が子の靴に対しては厳しく見るようにしています。

 

多少高くても足に合った良いものを探します。

子どもがおしゃれで履きたいキャラクターの靴やカワイイ靴についてもケチをつけて履かせないようにしています。

 

一方で、我が家にとって一番楽な履物が草履です。足が束縛されず、サッと履けて、五本指靴下さえ履けば多少寒くても、家の周辺ぐらいなら履けます。日本人は何と素晴らしい履物を作ってくれたのだろうといつも思う程です。

(次回5月14日(金) 第二章 子どもの足はどうなっている?)

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