2021年10月21日木曜日

生きる力って何? 最終章:愛情・自立・生きる力

 


私は特別支援学校に30年余り勤務していました。特に幼い感覚障害の子どもを担当していた頃の話。

 

聾学校では1歳児を抱っこしている母親に・・・


「甘やかさず一人で歩かせてください。」と厳しい口調で自立を促していました。

(今から思うとやりすぎ。もっと愛情いっぱいの抱っこも必要だったでしょうに)

 

また、盲学校では、自分の力で歩いたり触ったりすることを重視してきました。見えないからと言ってすべて必要な物を大人が与えてしまうと、自分から動くことをやめてしまうからです。

 

 しかし、保育園に勤務するようになって障害のない子どもを見ていると・・・


「何歳までバギーに乗っているの?」

「鞄は自分で持たないの?」


と思うことが、しばしばあります。

 

健常児は急いで自立を促さなくてもいずれできるようになるから… 


それでも構わないのかしら。

 

2021年10月14日木曜日

生きる力って何? 第三章:みんな 友達

 


私は、若いころ、なかなか就職が決まらず、突然決まった赴任先が遠方だったため、幼い長女をどこに預けたらよいのか試行錯誤しました。


実家の母に実家近くの保育園に送迎してもらったり、

近所の人に無認可保育所に連れて行ってもらったり、

仕事を辞めた夫が私立の保育園に連れていったり、

次女が生まれたことで彼女の希望で公立幼稚園に通ったりしました。

 

 「色んな所に通ったね。お母さんが仕事をしているせいで、大変やね。」と娘の気持ちを確かめました。


すると・・・


「幼稚園にも行けるしいいねん。たくさん友達ができてうれしい。みんな友達や。」

 

このように彼女は臆すること無く、社交的に育ちました。

 

ある日、一緒に二人でスーパーマーケットに買い物に行った時のこと。確か娘が5歳の頃。


買い物が終わり、私がトイレに行きたくなり、私は娘にスーパーの入り口付近でレジ袋を委ねました。娘はあっさりと承諾。


しかし、私がトイレから出てくると娘がいません!


スーパーの中を探しましたがみつかりません。



元の場所に戻ると・・・



娘がよそのおばさんから、買い物の荷物を受け取っていました。

なんと、他人に荷物を預けて娘はトイレに行っていたのです。恥ずかしい… 

 

みんな友達なの?


来週は・・・最終章『愛情・自立・生きる力』

2021年10月7日木曜日

生きる力って何? 第二章:死体遺棄容疑

 


物騒な題名をつけてしまいました(笑)


 私は超忙しい学校教員をしていたために…

特に教育委員会に勤務の時は、家庭を顧みず、我が子に目が行き届かず、子どもたちは好き放題していました。


 息子が中学の時・・・彼は陸上部に所属。

ご飯を炊いても炊いても追っつかないくらい食べていました。

 

 ある日、たまの休みで子ども部屋の前の花壇に花でも植えようかと、移植ごてで、土を掘り返すと…





白骨が…

 



「ぎゃ~~~」

 

なんと関節のついた白骨を掘り起こしたのです。



 どうも、息子が『内緒で』間食のために骨付きチキンを大量に買って食べた後…

ゴミ箱に捨てると私たちに食べたことがばれるので、そっと埋めたのでしょう。


彼の「生きる力」そのものです(笑)


来週は・・・第三章『みんな 友達』

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