2021年10月21日木曜日

生きる力って何? 最終章:愛情・自立・生きる力

 


私は特別支援学校に30年余り勤務していました。特に幼い感覚障害の子どもを担当していた頃の話。

 

聾学校では1歳児を抱っこしている母親に・・・


「甘やかさず一人で歩かせてください。」と厳しい口調で自立を促していました。

(今から思うとやりすぎ。もっと愛情いっぱいの抱っこも必要だったでしょうに)

 

また、盲学校では、自分の力で歩いたり触ったりすることを重視してきました。見えないからと言ってすべて必要な物を大人が与えてしまうと、自分から動くことをやめてしまうからです。

 

 しかし、保育園に勤務するようになって障害のない子どもを見ていると・・・


「何歳までバギーに乗っているの?」

「鞄は自分で持たないの?」


と思うことが、しばしばあります。

 

健常児は急いで自立を促さなくてもいずれできるようになるから… 


それでも構わないのかしら。

 

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