2021年5月13日木曜日

見えない所の成長 第二章:子どもの足はどうなっている?

 


私がこの草履に出会ったのは、兵庫教育大学の原田名誉教授との出会いからです。

 

足の歪みから体の歪み、そして心も歪むという考え方のもと、様々なことを教えてもらいました。

一番驚いたのは、今の子ども達に土踏まずが出来ていない事実でした。

我が子は2歳からこの草履を履いて活発に遊んでいたので、測定器で足裏を見てみると3歳時点で原始人のような土踏まずができていました。

一方で、靴で活発に遊べていない5歳児の足の裏を測定器で見ると、完全なベタ足でした。

私は、こういった子どもの土踏まずが出来ない足の状態から、すぐにこける、真っすぐ走ることができない、腰を立てて座ることができないことに起因していると考えています。

 

乳幼児期の足の指には程よい刺激が必要です。ファーストシューズなど履き続けていると刺激が伝わりません。ソールが柔らかすぎる靴を履いていると、足裏にも刺激がいきません。足に適度な刺激が必要なのですが、大人は良かれと思って、過剰に刺激を抑えることをしてしまっています。

これでは成長することができません。

大人の方で足が外反母趾だったり、ヒールを履いてお勤めをなさっている方、今しんどいですよね。子どもの頃から履くべき、ちょうどいい刺激の靴ってどのようなものなのでしょうね。

(次回5月21日(金) 第三章 日本人の履物)

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