クイズは何故、子どもだけでなく、大人になった我々にとっても魅力があるのでしょうか。
人間は、自分の持てる能力を生かして、本能的に考えたり、取り組んだりすることが好きな生き物なのでしょう。
それも自分の能力よりも少し難しいことや、普段取り組んでいることと少し違うことに取り組むことにより楽しさを感じられるように思います。
これは、AIやロボットとは全く違うものなのでしょう。
AIやロボットの得意分野は、「暗記すること」「簡単な処理を繰り返すこと」、「指示に従えること」の3つです。そのAIやロボットは、問題解決に向けて、最適解を求めるようにビッグデータを元に動きますが・・・
人間の場合は、問題解決に向けて、AIやロボットの得意とする3つのこと以外のことを行い、「ムダ」な動きを含めて最適解を面白がりながら解こうとしているようにも感じます。
この「ムダ」の中には時間や労力もかかりますが、これも問題解決をする際に生きがいを感じられる1つになっていると感じられます。
大人にとっては、問題解決に向けて「ムダ」に思えることですが、子どもにとっては重要なものが多く含まれており、大人になるとこの「ムダ」を忘れてしまっているのかもしれません。
子どもにとって、この活動が普段の遊びの中に多く含まれています。
来週は…最終章 問題解決能力を育むには?