キャンプ当日を迎えました。
バスで1時間半かけて港まで行き、チャーター船で無人島まで。
昼食のお弁当を食べた後、島内探検や海あそび。
そして15時ごろ・・・
私「こどもたちーーーー 集合――――」
集まってきた子どもたちに・・・
私「よーし 今から火おこしの方法を見せるね。自分たちで火をつけないといけないから、よく説明を聞いてよ」
子どもたちは真剣に見ています。
私「まずは… この横の棒を上下にゆっくり… 少しずつ速くしていくよ~」
少しすると煙が・・・ それと共に子どもたちの歓声も!
私「まだだよ(ハアハア)、止めずに続けると(ハアハア)、真っ黒の火の赤ちゃんができるから(ハアハア)、そこまでがんばってよ(ハアハア)」
暑さの中、説明と平行して実演。これがなかなかハードなのです。
続けていると・・・
子どもたちの背中側にある森に、何だか気配が・・・
ん??え??うそ??
なんと説明会のお母さんが、森影から覗いているじゃありませんか?
チャーター船でしか来れないはずの島に、
なぜかいる!!!!
こ・・・ こわい・・・ まさか泳ぎ?・・・
後で話を聞いてみると、食事のことが心配で心配で、おにぎりを持参されていました。
そして・・・
母「榎本さん やっぱり無理なので、このまま子どもと帰ります」
と言って島を去っていきました。海上タクシーというもので・・・
子どもの成長を支えるって、どういうことなのでしょうか?
これは『やさしさ』って言えるのでしょうか?
我が子のことが大好きなのは理解できるのですが、その方法が正しかったのでしょうかね?
うーん。僕は違うと思う。