息子が小学校に入ったばかりの頃、彼は子ども部屋でランドセルを広げて明日の用意をしていました。
私は、というと居間で算数セットのおはじきに名前シールを貼っていました。昔はすべて手書きでした。
私は息子に叫びました。「ランドセルに筆箱入れてね。」
息子は…「えっふでばこ?」
私は・・・「そう。鉛筆入れるやつ。」
しばらくして息子が居間にやって来ました。
息子がこんなことを言います。
「ふでばこが大きすぎてランドセルに入らなかった。」
どれだけ大きい筆箱でしょう?
私は仕方なく子ども部屋へ行って、やっと事態が把握できました。
息子はランドセルにお道具箱を入れようとしていたのです。
そりゃ、入るわけ、ありません。お道具箱は、はさみや色鉛筆、のり等を入れるための大きな箱です。これを息子は筆箱だと思っていたのです。
文房具の名前も教えずに、口頭で指示した私の失敗です。一年生ってそんなもの。もっと丁寧に優しく接してあげましょう
来週は 第三章『我が家の呪文』